小池博史ブリッジプロジェクト「2030世界漂流」に出演された日下麻彩さんが、「さようなら中田島砂丘」に参加をしてくれました。砂丘の写真から、2030世界漂流で伝えたかったことと共通するものを感じたそうです。
私もYoutubeにアップされている世界漂流の断片を見て共感を覚えました。地方都市の小さなスポットをテーマにしていますが、風景が壊れていく原因は私たち自身の劣化にあると感じています。だからこそ行政や事業者への批判はせず、ただただ別れを惜しむ姿に置き換えているのです。
撮影した日は肌寒い雨天で、濡れた砂が皮膚にまとわりついて離れない。ある意味、自然と対峙するには最高のコンディションでした。いつものように具体的な言葉にせず撮影を進めますが、不思議なものです。ファインダー越しにちゃんと通じるのです。今この瞬間の私を撮ってと。



2030世界漂流 http://kikh.com/special/hyoryu/