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半永久的などと


中日新聞に防潮堤に関する記事が掲載されていた。防潮堤が半永久的にもつなどと勇ましい言葉が書かれているが、海岸線が年々後退し防潮堤にまで迫っている現状では到底無理なことだとわかっているはずだ。300億円もの莫大な寄付はいつまでも行政を苦しめるだろう。

中日新聞  2018年5月1日 朝刊

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2018050102100002.html

以下転載

浜松の防潮堤、整備着々 新技術を全国に発信

新しい施工技術を採用した防潮堤の完成部分(中央)=本社ヘリ「おおづる」から

 浜松市の遠州灘沿岸で、県と市の防潮堤整備が着々と進んでいる。総延長一七・五キロのうち八・七キロは標高一三メートルにする工事を終え、東西に長く延びる姿が上空からはっきり見える。施工には津波や地震に強く、海岸防災林を再生する新しい技術を取り入れ、先進事例として全国に発信している。

 うずたかい防潮堤の上。土砂が見える歩道の部分は固く、金づちでたたくと「コンコン」と音が響いた。

 施工技術の名称は、ダム建設に実績があるCSG工法。プラントの練り混ぜ機で作った土砂とセメントの混合材を何度も転圧し、台形の土台を造って盛り土をする。ブルドーザーなど汎用(はんよう)性の高い重機を使えるのも特長だ。県浜松土木事務所の担当者は「コンクリートほど強くないが、地震と津波にも耐えられる。盛り土をすることで混合材の劣化を防ぎ、半永久的にもつとみられる」と話す。

プラントで材料が混合され次々とトラックへ積まれる=浜松市南区で

 同事務所によると、CSG工法の防潮堤は福島県いわき市の夏井地区海岸(延長約一キロ)に次いで全国二例目。浜松の規模は日本一といい、見学者も多い。

 浜松では地元創業の住宅メーカー「一条工務店」グループからの寄付三百億円などを活用し、二〇一三年度に整備が始まった。伐採した防災林を再生させるため盛り土にクロマツ、マサキなど三十二万本を植栽する予定で、今年三月末までに七万八千本を植えた。

 完成目標は二〇年三月。県と市は最大級の津波に対応するため、高さを一律一三メートルにする計画を変更し、馬込川の西七・三キロを一四~一五メートル(一部一八メートル)にすることを決めた。一八年度中に工事を始める予定。

防潮堤歩道は金づちでたたくと、かなり固いことが分かる=浜松市南区で

     ◇

 三~五日、浜松まつりの凧(たこ)揚げ合戦が南区の中田島会場で催されるのに合わせ、近くの防潮堤で見学会がある。参加者は会場から徒歩でプラントに行き、バスか徒歩で完成現場に移動する。各日午前八時半~午後三時。事前申し込み不要。凧揚げが中止の場合、見学会も中止となる。みんなでつくろう防潮堤市民の会主催。(問)同会事務局(市危機管理課)=053(457)2537

(原一文)

#メディア掲載 #新聞

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