次世代が必要な場所へ
子供の夏休みの自由研究が「中田島砂丘を未来に残す」というテーマなので話を聞きたいと、砂丘で偶然出会った知り合いの家族から声を掛けられた。
そこで、現在の姿を砂丘と呼ぶことに無理があり、砂丘の看板を下ろすときが来ているという話をしたら戸惑っているように見えた。
戦後は農産物のフトイの干し場として砂丘が活用され、高度成長期には観光地として人気を集め、現在はロケ地として有名なアーティストが撮影に訪れている。東日本大震災の津波災害を受けて砂丘の真ん中に防潮堤を建設した。
このように中田島砂丘はその時代に生きる人間の都合の良い形に変化してきた。未来を担う十代が今の姿を守る理由も無い。この場所を次世代が必要な場所に変えていけばよいのです。
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