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  • 執筆者の写真Koji Kishita

中日新聞に砂浜侵食の記事


遠州灘の砂浜浸食把握 沖の砂の状況でも判断

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20180727/CK2018072702000045.html

以下転載

◆県の検討委で新評価指標

 遠州灘沿岸の砂浜が浸食されている問題で、県は二十六日、県浜松総合庁舎で開かれた遠州灘沿岸浸食対策検討委員会で、浸食の評価指標として従来の砂浜の幅に加え、海底土砂の海浜断面積を加える案を示し、了承された。これまで分からなかった沖合浸食などの把握に期待がかかる。

 県は、砂浜を造成する養浜などを中心に対応してきたが、十分な土砂が確保できないなど計画通りに進められなかった。国や関係機関と連携して土砂の確保に取り組む一方、緊急性の高い場所をより正確に把握するため、海浜断面積を評価に導入した。

 新しい指標では、堤防と護岸基礎が露出していないか、砂浜の幅三十メートル相当の海浜断面積があるかなどで緊急度合いを評価する。二〇一八年度から、竜洋海岸や浜松五島海岸、浜松篠原海岸で、新指標に基づいた評価による対策を検討していく。

 県などによると、他の自治体は通常、砂浜の幅だけで浸食対策を練っており、海浜断面積を評価に導入するのは静岡が初めてという。検討委の委員長を務める宇多高明・土木研究センターなぎさ総合研究所長は「新しい指標で、どこが危険かがより明確になる。今後の効果などを注視したい」と語った。

 遠州灘沿岸の砂浜の浸食は、天竜川で相次いだダム建設などで、河川から海岸への土砂の供給が減ったことなどが原因という。

(篠塚辰徳)

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